松中懲罰二軍、大隣は長期離脱か

2013年06月15日 10時55分

ペーニャに指導の一環として内川の打撃を見せる秋山監督

 お祭り騒ぎから一転、若鷹軍団をダブルショックが襲った。4度目の交流戦優勝を決めたソフトバンクは14日、今日15日からの巨人戦(ヤフオクドーム)に向けて本拠地で全体練習を行った。前夜の優勝から一夜明けとなったが、和やかな雰囲気漂う中で飛び込んできたのはベテラン松中の“懲罰”降格、さらに左のエース・大隣の手術報道。快進撃を続けるチームの前に、再び難題が立ちはだかった。

 前夜の余韻が残るヤフオクドームで行われた全体練習。だが、そこにベテランの姿はなかった。前日13日のヤクルト戦には8回、代打で出場。ファンから大歓声を受けた松中は、期待に応えるように中前打。一軍復帰後の初安打でダメ押しの3点を加える猛攻のきっかけをつくったが、事件はその後に起こった。

 試合後に行われた交流戦優勝セレモニーに、松中は1人不参加。この行為が秋山監督の怒りを買い、出場選手登録を抹消された。松中の話題になると「思い出させるなよ、気分が悪い」と指揮官はあからさまに表情をゆがめ、藤本打撃コーチも「秋山監督は1試合1打席あげたいという思いがあったんだろうけど、プライドが高いから。代打でも(ファンが)盛り上がったんだから大事にしないと」と残念そうに話した。

 それだけではない。腰痛で戦列を離れている左腕・大隣が「手術のため今季絶望」と報道された。西戸崎で現在リハビリ中の大隣はこの日、コーチ陣と話し合った模様だが、高山投手コーチは「聞いていない。誰が言っていたの?」と報道陣に逆取材。手術に関しても「時間が解決してくれると思っていたけど、下半身のしびれという症状は変わらない。本人にとっても不安でしょうし、ちゃんと調べてもらわないと」と話すにとどめた。新井トレーナーも「いま一生懸命、治療法を考えているところ」。今度の見通しは不明だ。

 WBC日本代表にも選ばれた大隣は今季7試合に登板し3勝3敗。5月31日の広島戦(ヤフオクドーム)で勝ち星を挙げたのを最後に、6月1日に今季2度目の登録を抹消された。試合数が少ない交流戦は先発陣の頭数が少なくても何とか乗り切れたが、21日からはリーグ戦が再開。高山投手コーチは「どのくらいで戻ってこれるか分からないが、いる人間でやっていくしかない」と語ったものの、やはり長期離脱となれば大きな痛手だ。

 一丸となってつかんだ交流戦優勝に水をさす2つの暗いニュース。快進撃を続けるチームは、この苦境さえも乗り越えられるか。