巨人は28日、東京ドームでの広島戦に6―2で逆転勝ち。菅野智之投手(29)が7回2失点と試合をつくり、11勝目(5敗)を挙げた。自身も3連勝とし、エースがようやく波に乗ってきた。

 6回、7回は二死から走者を2人背負うピンチが続いたが、7回、宮本投手総合コーチがマウンドに向かうと「大丈夫です!」ときっぱり。気合を入れ直し、初回に一発を浴びた菊池涼を三ゴロに仕留めて切り抜けた。序盤の2被弾については「(仮に)狙っていたとしても抑えるくらいのピッチングをしないといけない」と悔しさを見せつつ「今年に関しては、こういう展開で粘れず中盤、終盤でやられてたパターンが多かったような気がしていたので…。まだまだですけど、なんとかそこは、1試合ですけど乗り越えられたかなと思います」と手応えを得た様子だ。