阪神は25日、ヤクルト戦(神宮)に1―5で敗れ、連勝は5でストップした。

 ここまで5戦連続で先発投手に勝ち星がついての連勝と勢いに乗っていた矢野・阪神だが、この日登板したオネルキ・ガルシア(30)は勝ち投手の権利が目前に迫った1―0の5回二死満塁から松本に2点適時打を浴び降板。6月2日の広島戦以来12戦連続で勝ち星に恵まれずにいる左腕はこれで8敗目だ。

 降板後、ベンチ内でグラブを叩きつけるなど悔しさをあらわにし「よい形で先制してもらって、本来はもう少し長くマウンドにいなければならない試合だったが、無駄な四球を出してしまった。5イニング投げたかったが、それができず悔しい」。

 打線も今季、ここまで苦手にしているブキャナンに6回1得点とまたも抑え込まれ、今季3勝目献上。連勝中の勢いをもってしても、苦手右腕を攻略することはできなかった。

 矢野監督はガルシアについて「(5回途中2失点は)悪くない。球数も多かったので交代させた。勝負どころで結果が伴わなかった」。逆転でのCS進出へ向け3位・広島とのゲーム差は3。移動日を挟み、27日からは今季ここまで苦手にしている中日と巨人との6連戦が待ち受ける。勝負の秋へ正念場が続く。