逆転CS進出に燃える阪神の守護神・藤川球児投手(39)が24日、ヤクルト戦(神宮)で3点リードの9回に登板。三者凡退(2三振)に仕留めて今季9セーブ目を挙げ、ソフトバンクのデニス・サファテ投手が持つ現役最多で歴代4位の通算234セーブに並んだ。

「いつも言うけど、数字には興味がないです。その役回りなんで、チームに貢献することが(自分の)やるべきこと。ファンの皆さんが楽しんでもらえたらそれでいい」と常々話してきたように記録については無関心。2016年の阪神復帰後は先発、敗戦処理を含めた中継ぎ…そして今季途中からかつての働き場所だった抑えの座に戻ってきたが、仕事場がどこだろうとそこは変わらない。

 名球会入り条件の250セーブまであと16。残り25試合だが、チームが今の調子で躍進すれば、今季中の達成も夢ではない。「人が作った(名球会の条件の)ルールなんで」とこちらも無関心だが、虎のリリーフ投手で名球会入りとなると球団初の快挙だ。

 試合はベテラン・福留が先制弾を含む3安打2打点と連日の活躍を見せるなど7―4で快勝し、今季初の5連勝。最大7あった借金も一気に2にまで減らした。