放出モヤに竜関係者モヤモヤ 新天地オリでの活躍に「言わんこっちゃないよ」

2019年08月24日 13時00分

オリックスで活躍中のモヤ

 中日が金銭トレードでオリックスへ放出したスティーブン・モヤ外野手(28)の新天地での躍進に、球団内の一部がじだんだを踏んでいる。

 来日2年目のモヤは最大4人の外国人枠の問題で中日では今季わずか7試合の出場で1本塁打にとどまった。しかし、ドーピング違反で契約を解除されたメネセスに代わる戦力としてオリックスへ移籍すると、23日現在、40試合で打率2割7分1厘、7本塁打、27打点と活躍。特に21日のソフトバンク戦(ヤフオク)では1本塁打を含む5打数4安打、3打点の大暴れを見せた。

 移籍前までの二軍戦では56試合で打率3割1分5厘、12本塁打、36打点と打ちまくっていただけに、中日関係者は「波に乗ったときのモヤは本当に手がつけられない。一軍に上がるチャンスさえ与えれば結果を残すことは分かっていた。今のウチに必要なのはモヤのような破壊力なのに」と悔しがる。

 実際、6月30日に球団からトレード発表があった際、中日内では「モヤを放出するなんて信じられない。今は外国人の枠がいっぱいだけど、長いシーズンではその中の誰かが不振に陥ったり、故障したりすることは十分ある。その有事に備えて森さん(現シニアディレクター)が獲得してきたのに、現場では『この先、モヤを使うことはないから』と見限ってしまった」と現場の判断を疑問視する声が上がっていた。

 14日に右大腿直筋筋腱移行部の損傷で好調だったアルモンテが二軍落ちし、さらにR・マルティネスがペルーで開催された国際大会にキューバ代表として参加後、16日に出場選手登録されながら発熱を訴えて翌17日にすぐさま抹消された。いっぱいだったはずの外国人枠はビシエド、ロドリゲス、ロメロの3人で、もっか1枠が空いている。

 それだけに別の関係者は「モヤを放出すれば、こうなることは分かっていたはずなのに…。言わんこっちゃないよ」とピシャリ。モヤが活躍すれば活躍するほど、それ見たことかと言わんばかりに現場への恨み節が止まりそうもなさそうだ。