ソフトバンク 柳田“完全体プラン”発動

2019年08月22日 16時30分

復帰第1打席でヒットの柳田

 ついに主砲が帰ってきた。左ヒザ裏を痛めて長期離脱していたソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)が、21日のオリックス戦(ヤフオクドーム)で136日ぶりとなる一軍復帰を果たした。打順は自身初となる2番。DHでのスタメン出場だった。

 第1打席でいきなり左前打を放ちスタンドは大歓声に包まれた。残りの3打席は凡退で結果は4打数1安打。試合後はチームが敗れたため「楽しかったですが、勝てればさらに良かったです」。打撃の内容については「1打席目はヒットが出たけど、タイミングを合わせられなかったし、距離が取れていなかった。2打席目以降はまあまあでした」と振り返った。

 上々の滑り出しだ。怪物級の能力を誇る柳田とはいえ、首脳陣もいきなり離脱前のパフォーマンスを期待はしていない。シーズン最終盤、さらにはポストシーズンに向けて、着々と“完全体・柳田”に近づけさせていくプランを描いている。

 打撃面でも当然4か月半のブランクは大きい。首脳陣によると「あれほどの選手。そう時間は要さないだろうが、本人に聞くとオープン戦の最初くらいの感じみたいだからね」。森ヘッドコーチも「試合勘はこれからのところもある。それでも戦力として大きいし、残り試合で合わせていってくれれば」と話す。

 工藤監督も「タイミングの取り方だったりは試合に出ながら。二軍の試合には出ているけど、あとは試合勘」と見ている。2番起用は打席数を増やす意図もあった。“オープン戦”の期間を経て日に日に本来の感覚を取り戻させる。

 守備面も同様にステップを踏ませていく。この日は打撃に専念させるためのDHでのフル出場だったが、22日の同カードには守備に就いてのスタメン出場が予定されているという。まずは途中交代込みの起用となるようだが、村松外野守備走塁コーチも「100とはいかなくても90くらいはできますから」と話した。

 おそらく想定より長くはかからないだろう。2位・西武は4・5差に再接近してきたが、着々と本来の姿に近づいていく柳田がリーグV、そして日本一への原動力だ。