阪神 大山“見切り交代”をOB会長・川藤氏が“支持”

2019年08月21日 11時45分

代わって三塁を守った北條(左)を複雑な表情で出迎える大山

 久々の大勝でも“蚊帳の外”だった。阪神の若き主砲、大山悠輔内野手(24)は20日のDeNA戦(京セラドーム)に4試合ぶりのクリーンアップ起用となる「5番・三塁」でスタメン出場したが、3打数無安打で6回表の投手交代時にベンチへ退いた。

 打線は5回に福留が放った走者一掃の3点二塁打や糸原、マルテ、梅野の一発で8点を奪い、投げても5投手の無失点リレーによる快勝劇だっただけに、大山の途中交代は際立った。初回の第1打席は二死二、三塁から空振り三振。5回には4点を先制してベンチが盛り上がる中で二死一、二塁から再びバットが空を切り、矢野監督も「(打席での)内容が良くなかったのもある」と断を下すしかなかったようだ。

 大山の途中交代は今季3度目。過去2回は試合終盤に守備固めや代走を送るための交代で、今回のように早いタイミングで“見切り”をつけられたのは初めて。よほどショックだったのか、大山は報道陣の問いかけにも無言を貫いて球場を後にした。

 残り29試合となり、チームは逆転でのCS出場に向け“育成”より“目先の1勝”を優先すべき状況となっている。球場で戦況を見守った阪神のOB会長・川藤幸三氏は「もがき苦しんで、どうやったらプロとして生き抜いていけるかを考えないと一人前になれない。そういう集団ではないから阪神はホンマもんのチームになれず、結果として今のような状況に置かれている」との考えから矢野監督の決断を支持。さらに「結果を出せないなら代えられて当たり前。悔しいならそれを前面に出してガムシャラに頑張らんと。そんなもんで下向いてるようではアカン」と大山にエールを送った。屈辱をバネにできるか――。