ソフトバンクに救世主誕生 コラスが初打席初球を豪快一発

2019年08月19日 16時30分

初打席初球本塁打で華々しくデビューしたコラス(左)

 故障者続出のソフトバンクに、また救世主誕生だ。育成で来日、3年目にして支配下登録を勝ち取ったオスカー・コラス外野手(20)が一軍デビューとなった18日の西武戦(ヤフオクドーム)で豪快な一発を披露した。初打席で相手先発・十亀の初球を弾丸ライナーで右中間スタンドへ。チームは5―4で勝利し、2連敗でストップした。

 デスパイネが左背部起立筋の損傷で離脱。攻撃力低下が必至だっただけに、工藤監督も「素晴らしいホームラン。初球を積極的にいった結果ですね」と目を細めた。

 ここまでの道のりは決して順調ではなかった。17年途中にモイネロとともにキューバから来日。投手と野手の二刀流からスタートし、昨年、野手一本に絞った。本業以上にコラスを苦しめたのは強烈なホームシックだった。野手ではデスパイネにグラシアル、投手ではミランダなど同郷の選手は多いが、ほとんどが一軍生活。通訳こそいるものの、単独での寮生活で郷愁はマックスに。人知れず涙を流す日々もあったという。

 オフには一時帰国するが、日本に戻るのをためらうこともあったそうだが、結婚したことで精神的にも安定した。二軍では規定打席不足ながら56試合で打率3割8厘、9本塁打、41打点と確実性もアップ。一軍昇格へとこぎつけた。記念ボールは「自分の部屋に記念で飾ります」と笑顔で話した。

 次から次へ負傷者が出てもカバーする選手が現れるのがソフトバンクの強み。2位西武に5ゲーム差をつけた。トップでゴールテープを切るのは時間の問題か。