CS進出に黄信号がともっているセ4位の阪神は16日、首位・巨人戦(東京ドーム)に1—2と逆転負け。先発した2年目左腕・高橋遥人(23)が巨人・岡本に逆転弾を許しただけの7回2失点と力投したが、打線の援護に恵まれず、5戦白星なしの5敗目を喫した。

 目も当てられなかったのは4番から6試合連続降格中の6番・大山悠輔内野手(24)。3度の絶好機に凡退し、足を引っ張った。悩める主砲は「自分の中でこうやろうと思っていたことができなかった」とガックリ。矢野燿大監督(50)は「大山? いつも言うように一人のせいじゃない。マルテらも打たなアカンし…。悠輔だけの責任と違うが、悠輔の責任ももちろんある。もっとバッターが仕掛けないと。やろうとしてもできないこともあるけど、チーム全体でやっていかないといけない」と厳しい口調で敗戦を振り返った。

 これでチームは3位転落のDeNAと4・5ゲーム差…。残り試合を考えればまさに崖っぷちだ。