ソフトバンク・甲斐 「捕手目線」で打撃開眼

2019年08月16日 16時30分

3回に11号ソロを放った甲斐

 首位・ソフトバンクが15日の楽天戦(楽天生命パーク)に延長戦の末に3―4でサヨナラ負け。連勝が6でストップした。工藤監督は「また(本拠地)ヤフオクドームから切り替えて頑張ります」と話したが、2位・西武とは5ゲーム差あり「小休止」といったところだ。

 今季は故障者が続出したが、着々とゴールは近づいており、そんな中で過酷なポジションにもかかわらず109試合にスタメン出場、チームに貢献しているのが甲斐拓也捕手(26)だ。強肩が何よりの武器だが、さらに今季は打撃でも欠かせない存在となっている。

 昨季は打率2割1分3厘と低迷。代打を送られるケースも多く、首脳陣からも「最低でも2割5分は打ってくれたら」との声が出ていた。それが今季は一変。この日も3安打1本塁打2打点で、打撃成績は打率2割6分8厘、11本塁打、40打点の堂々たる成績だ。エンドランなどの小技も光っている。

 打撃開眼の要因は何なのか。工藤監督が説いてきた「捕手目線での打撃」ができていることだ。甲斐も「普段からそういう話をさせてもらっている。『打席に入っても捕手として』は常に言われていること。捕手として打席に入れている」と話す。もともとパワーはあったが、確実性に乏しかった。それが相手捕手の心理を読んでの目付けができるようになった。

 V奪回を目指すソフトバンク。今季は扇の要が打線に大きなアクセントを加えている。