矢野阪神にワンチャンあり?

2019年08月15日 16時30分

6回に本塁打を放った木浪を笑顔で出迎える矢野監督(右)

 阪神が14日の中日戦(ナゴヤ)を6―3で逆転勝ち。3位広島に4ゲーム差とした。矢野燿大監督(50)は3点を追う5回二死走者なしから先発・秋山を早々に見切って代打・木浪を投入するとこれが大当たり。木浪の右前打から怒とうの6連打と打線がつながり、一挙5得点の猛攻で試合をひっくり返した。執念が実った指揮官は「木浪がラッキーボーイ的な存在になってくれた。3点取らないと勝つことはない。(選手をベンチに)残していても仕方ない」と5回の攻撃を振り返った。

 残り33試合で首位・巨人とは8・5ゲーム差。逆転Vは絶望的ともいえる状況だが、チーム関係者は「監督は『今年は何が起こるか分からない。諦める状況ではない』とまだまだ優勝を見据えている」と明かす。就任1年目ですでに続投が内定している身であれば、来季を見据えた采配にシフトチェンジしてもおかしくはない。しかし、今年のセ・リーグは前代未聞ともいえるほど各チームが大型連勝、大型連敗を味わう乱戦。そのためまだ“ワンチャンあり”と見ているのだ。

 守備に難があり賛否がある新助っ人ソラーテを多くの試合で先発起用するのも、開幕からかたくなに4番で起用してきた大山の打順降格もすべては今季の逆転Vのため。16日から敵地で巨人3連戦を迎える阪神だが、宿敵を倒して弾みをつけるつもりだ。