エース菅野が14日の広島戦(マツダ)、8回1失点の好投で約1か月半ぶりとなる9勝目(5敗)を挙げた。広島・野村との投げ合いは台風10号の影響で23分間の中断を挟む波乱の展開となったが、1―1の7回に動いた。無死一塁から坂本勇が均衡を破る勝ち越しの適時二塁打。さらに岡本の適時打で加点し、8回には菅野がスクイズのサインでヒッティング。サインミスながら結果的に遊ゴロの間に貴重な1点を加えた。菅野は「勝って終わるのと負けて終わるのでは違う」と振り返り、原監督も「大きいと思います」と満足げに話した。