阪神OB・江夏氏 矢野監督のソラーテ起用法を擁護

2019年08月14日 16時30分

3回、見逃し三振に倒れ顔を覆ったソラーテ

 阪神は丸2か月、勝ち星から遠ざかっている先発の青柳が13日の中日戦(ナゴヤドーム)7回を無四球無失点と力投。救援陣も無失点リレーで中日打線を封じた。それでも三塁を踏めないまま、延長12回の末に0―0の引き分け。5連敗中のナゴヤドームでまたも勝つことはできなかった。

 得点圏には6度も走者を送ったものの、あと一本が出ない。3併殺に12残塁の拙攻で前夜から20イニング連続無得点。頼みの新助っ人ソラーテも好機での凡退を含む5打数1安打2三振と期待に応えられず、矢野監督は「俺の中の反省もあるんで」と敗軍の責を一身に受け止めた。

 この日、テレビ解説のため来場した阪神OBの江夏豊氏(71)は「(得点能力不足、拙守など)問題点はいろいろあるわな。だからこそ借金を背負ってこの順位にいる。矢野監督も大変だろう」と貧打に悩む虎将を思いやった。さらにここまで17試合に出場し、4失策と拙守を露呈しているソラーテの二塁起用についても言及。「今日みたいな試合でも点を取らなければ勝てない。打力強化のために獲得した選手なんだから、二塁で使うべき」と矢野監督の起用方針を擁護した。

 打率2割と日本球界へのアジャストに悩むソラーテだが、ここぞの一打で局面をひっくり返すことのできる長打力は確かに魅力。Aクラス入りに向けて“打てなきゃ勝てない”という大前提に立ち戻るべき、というのが江夏氏の考えだ。正念場に立つ矢野監督は、この声をどう受け止めるか。