中日・梅津 プロ初登板初先発初勝利

2019年08月13日 16時30分

ウイニングボールを手に感慨深げな梅津。左は打のヒーロー・堂上

 同期に負けるわけにはいかない。中日のドラフト2位ルーキー・梅津晃大投手(22)が12日の阪神戦(ナゴヤドーム)でプロ初登板初先発。6回を4安打1失点、7奪三振の快投でプロ初勝利を飾った。「テンポは初回から上げていこうと思った。一軍に上がったら、見とけよ!」と強い気持ちで右腕を振った。

 最速151キロの直球を武器にグイグイ押した。時折スライダー、フォークなどの変化球も織り交ぜ虎打線を翻弄。初回こそ一死から糸原、福留に連打を浴びて1点を失ったが、2回から3回にかけて4者連続三振を奪うなど以降は得点圏に走者を許さない。与田監督も「チームのためによく投げてくれた。何よりもあのストレートが魅力でね。タイミングを取らせないというか、いいボールだった。それがあるからウチに来てもらった」と最敬礼だ。

 梅津は1月の新人合同自主トレ中に右肩インピンジメント症候群と診断され、地道なリハビリ生活を余儀なくされた。一方、同じ東洋大出身のドラ1コンビ、ソフトバンク・甲斐野はセットアッパー、DeNA・上茶谷は先発投手として、さらに野手では同7位のオリックス・中川が、それぞれ一軍戦力に定着。梅津だけが完全に置いてけぼり状態だった。

 特に同じ投手の甲斐野と上茶谷の動向は気になっていた。「試合の速報とか結果を気にして刺激になっていた。一軍で2人はもう投げているので僕よりも上です」。目を背けることなく現実を直視し「当然、負けたくない気持ちはある。僕には悔しさしかない」と闘志を燃やしていた。

 ようやく同じ舞台に立った。ここから東洋大の同期に負けないような活躍を見せて、下位に沈む竜のカンフル剤となる。