西武・山川“新ステップ打法”への葛藤と2冠&逆転Vへの思い

2019年08月13日 12時16分

 西武・山川穂高内野手(27)がスイッチしたばかりの「新ステップ打法」で12日のロッテ戦(ZOZO)で4日のオリックス戦(京セラ)以来、6試合ぶりとなる33号2ランを放った。西武は9—2で勝ちこのカード3連勝。2位をキープした。

 7月以降の31試合で打率1割7分4厘、わずか5本塁打…。交流戦から続く不振のため打順が「7番」に下がって2試合目、7—2とリードして迎えた9回一死三塁の第5打席でその一発は飛び出した。唐川の外角カットボールをとらえたバックスクリーン左への一発。山川は「7番まで落とされたことは自分自身に対して悔しいし、ムカつく気持ちはありますけど、結果が出ていない以上、それはプロとして当然。全て自分の責任だし残り試合も(38試合と)少ない。ソフトバンクに迫るところまで来れているんで全部取らなきゃいけない。4番もホームランも打点も取るし、優勝もする。そこだけはブレない」と語気を強めた。

 7番に下がっての33号は投手のフォームとシンクロする山川独特の左足動作の動きとテンポを“コンパクトに速く”した新ステップによるもの。交流戦で元同僚、巨人・炭谷に崩され他球団が追随した“山川ステップ攻略法”に対する対策を具体化したものだ。

 山川は「(シーズン中に)足のタイミングの取り方を変えるのは勇気がいります。中村さんとか、本来ホームランを打つ人はあんまりしないんですけど、しなきゃいけないタイミングだし、状態だった。逆に今だから、底辺だからこそできた。ここまで落ちなくて、ちょいちょい(本塁打も安打も)打っていたら変えていなかった」と今回のステップ変更に至る葛藤を語った。

 今季105試合目での33号は47本塁打をマークした昨年の102試合目よりも3試合遅いシーズン44本ペースだが、落ちる所まで落ちて変えたこのステップで逆転優勝と2冠タイトルを奪いに行く覚悟だけは変わらない。