広島・大瀬良 感謝の通算50勝

2019年08月10日 13時00分

4失点も9勝目を挙げた大瀬良

 リーグ4連覇に向けて猛チャージだ。3位・広島は9日の阪神戦(京セラドーム)に11―5で逆転勝ち。0―4の4回に3連打で1点を返すと、一死一、三塁から前日8日のDeNA戦と同様に一走・鈴木との重盗で三走・菊池涼が2夜連続の本盗に成功。さらに二死一、三塁からのメヒアの3ランで試合をひっくり返した。

 9回にも5点を加えるなど最後まで攻撃の手を緩めることなく快勝した緒方監督は「今日は打撃陣がしっかりと打ってくれた」と野手陣をたたえたが、しっかりと勝ち切れたのは2回に4失点した先発の大瀬良大地(28)が3回以降に立ち直ったからでもあった。その仕事ぶりは「状態が悪いなか、逆転してもらってエンジンがかかったみたいな感じでね。落ち着いて6回まで投げてくれた」と指揮官も認めた。

 前回2日の同カードではプロ初の無四球完封を達成した。中1週でのリマッチには「正直、いやですね。最初の週に自分としてものすごくいい投球をした時に(翌週に)相手打者に『今回はいけるかも』って思われるのがいやなんですよ」と、いいイメージを持っていなかったそうだが、今回は違った。「自分としては(前回の投球が)そこまでいいとは思わなかった」からだ。

 この日は序盤にリードを許したことで「粘れなかったのは反省点」と、かえって冷静に自己分析することもできた。「勝たせてもらった一勝」によるチームトップの9勝目は、プロ通算50勝目の節目ともなった。「野手の人やトレーナーのおかげです。それで元気にマウンドに立たせてもらっている。周りの皆さんに感謝したいです」。結果だけに一喜一憂せず、エースはさらなる高みを目指す。