阪神は8日のヤクルト戦(神宮)に5—3で競り勝ち、連敗を3で止めた。

 2点ビハインドの6回に原口の同点の適時内野安打、北條の勝ち越しの左翼への適時二塁打など4安打を集中させ3点を挙げ、一気にゲームをひっくり返すと、6回以降は自慢のブルペン陣による4投手の継投で接戦をものにした。

 先発の秋山拓巳投手(28)は5回を投げ4安打2失点の粘投で3勝目をマーク。「今日は勝たせてもらった感じです。カーブやいろいろな球種が要所で使えた」

 ドラフト同期入団で同級生でもある原口とバッテリーを組むことを、前日に首脳陣から伝えられ「原口といろいろと話し合って、いい準備ができた」と大腸がんを克服し、戦線に復帰した盟友と勝ち取った1勝を喜んだ。