矢野阪神 藤浪を使い倒す時が来た!

2019年08月08日 16時30分

藤浪は制球難のままでOK?

【遠山奨志のブラッシュ一本締め】頼みの先発投手陣にも陰りが見えてきた。阪神は7日のヤクルト戦に2―11で大敗し、先発の青柳は5回6失点でKO。夏場は投手にへばりが出てくるころなんだけど、これはどこのチームもそうだし、それを嘆いても仕方がない。

 矢野監督も先発投手のやりくりには頭の痛いところだろうが…。ちょうどいい先発投手がいることを忘れてはいけない。いまこそ1日の中日戦に先発し、現在は二軍調整中の藤浪を先発で「使い倒す」絶好の時期が来たと見ている。

 制球難の解消が…なんて考える必要はまったくなく、制球難のままで全然OK。何しろ対戦相手が嫌がっているんだから、相手の嫌がることをバンバンすればいい。インコース狙ってアウトコースに投げたってかまわないし、球威があるんだからコントロールなんてアバウトでいいんです。そんな投手が来たら、そりゃあ相手は怖いですよ。

 考えようによってはこれほど強力な「武器」もないですよ。矢野監督はどんどん使うべきだし、というか、使わない手はない。8四死球で1失点。いいじゃないですか。

 もちろん、フォームがバラバラで、このまま投げ続けたらダメやろうなと思ったら「さらし投げ」のようなことはさせず、2回でも3回でも降板させて、次にまた、日をあけずに投げさせる。今はやりの「オープナー」というわけじゃないですよ。いけそうだったらそのまま長いイニングを投げさせる。そうやって一軍で何回ダメでも場数を踏ませる。ぶつけてしまったらごめんなさい。それで、中4日でも中3日でも使い倒していくうちに、いい感じのときがあるかもしれない。幸い藤浪は体が強い。それはプロ野球選手としての最大の武器でもあるんです。

 一軍の試合の中でしか得られない感覚もある。それを得るためには、とにかく場数を踏むこと。特別扱いと言われるかもしれないが、これがうまくハマればリターンは計り知れなく、今の苦しいチーム状況をひっくり返せるかもしれない。

 藤浪はそれだけの力を持つ投手だし、特別扱いをしてもいい選手だと思う。それに今は高校野球の時期。高校時代のように短い間隔で無心で投げればあるいは…。矢野監督には腹をくくって「藤浪使い倒し作戦」を決行してほしい。