広島が巨人とついに1差 メークドラマ返しへ会沢がフル回転

2019年08月07日 16時30分

5回に中前適時打を放った会沢

 メークドラマ返しが見えてきた。広島は6日、2位DeNAに8―4で逆転勝ちを収め、最大12差あった首位巨人とついに1差に肉薄した。勝利を呼び込んだのは重量ベイ打線に対し7回3失点奮投のアドゥワ。その陰で見逃せないのが、右腕と今季初めて先発バッテリーを組み、約3か月ぶりの白星をアシストした会沢翼捕手(31)の働きだ。これはいよいよ王者にムチが入った合図なのか…。

 74回目の「原爆の日」に行われた12回目の「ピースナイター」。ペナントを争う上でも重要な一戦を制した緒方監督は「9連戦のアタマ、ましてや広島にとって特別な日を勝ちで締められた。ナイスゲーム」と安堵の表情で試合を振り返った。

 お立ち台に呼ばれたのは4回に値千金の決勝逆転2ランを放った西川と、5月19日以来の勝利投手となったアドゥワ。真面目な右腕は「自分の勝ちよりも、チームが勝ったことがよかった」と殊勝に切り出し「アツさん(会沢)のリードのおかげです」と先輩女房への感謝を口にした。

 アドゥワの言葉を聞いた会沢は照れ笑い。「アイツも勝ちがつかなくて、つらい思いもしていただろうしね。僕なりの色を出していこうと思いました」と後輩に勝ちがついたことを喜ぶと、打っても2安打1打点で援護したことには「それはいいんです」と穏やかに制し、笑顔で球場を後にした。

 アドゥワは今季これまで先発した13試合全てで磯村と組んだ。植田バッテリーコーチは「一度、(リードの)色を変えてみようと。磯村も頑張ってくれているけれど、アツの打撃の調子もいいしね。今後? それは状態を見ながら」と説明したが、チーム内では「やっぱりリーダーはグラウンドにいないと。多少きつくても、ここからはアツにガンガン出てもらいましょう」と正捕手のフル回転を期待する声が高まっている。

 残りは40試合。カープのギアチェンジは今後の捕手起用がサインとなりそうだ。