失速首位巨人 2位・DeNAと3位・広島の潰し合いに淡い期待

2019年08月05日 16時30分

まさかの3タテにうなだれる原監督

 このまま深みにハマっていくのか…。首位・巨人は4日、2位・DeNAとの直接対決(横浜)に2―3で惜敗。今季ワーストの5連敗となり、ついに0・5差まで肉薄され、3位・広島とも2差となった。拙攻&拙守に、主力の離脱と踏んだり蹴ったりの原巨人。6日から突入する9連戦を前にチームから漏れ出た“淡い期待”とは――。

 いよいよ追い詰められた。DeNAに3タテを食らった原監督は、何とも言えない表情を浮かべながら「不思議っちゃ、不思議かもしれないね。しかし、3ゲーム差になった時点で五分だと思ってるから。僕のなかではね。まだまだ勝負はこれから。これからがまたジャイアンツは踏ん張り時ですよ」と必死に前を向いた。

 先発の桜井は初回から先制を許し、1―1の3回には二塁手・若林の一塁悪送球で勝ち越し点を献上。4番の岡本は5回の二死満塁、7回の二死二、三塁の絶好機でいずれも空振り三振に倒れ、G打線も1点を追う8、9回は国吉、山崎の前に出塁すらできなかった。若き主砲は「僕が打っていたら勝っていた。僕が打って勝てるように頑張ります」と責任を背負い込んだが、後半戦の大失速で首位陥落も現実味を帯びる事態となっている。

 オールスター明けからこの日まで5勝13敗と低迷し、特に7月30日からの広島、DeNAとの6戦は1勝5敗。7月16日時点で2位・DeNAにつけた最大10・5差は1か月たたずして一気に10も縮まった。

 加えて、今後も明るい材料が見えてこないのが悩ましいところだ。6日の中日戦(ナゴヤドーム)を皮切りに9連戦に突入するが、戦力は決して十分ではない。右ヒジを痛めて登録抹消となった勝ち頭の山口を筆頭に、ヤングマンら不調の先発陣が続々と二軍落ち…。ついにはコマ不足に陥り、開幕時はクローザーだったクックがファームで先発調整を始め、6日はリリーフを務めてきた野上が先発する見込みとなっている。さらには主戦捕手だった炭谷も骨折で戦線離脱と、戦力はガタ落ちしている。

 辛うじて首位とはいえ、これほどの猛追を受ければ悲観的なムードが漂うのも無理はない。そんななか「情けない話ではありますが…」とバツが悪そうに切り出したチームスタッフは「今までが出来すぎだったのかもしれませんが、まだチャンスはあります。幸い、次のカードはベイ(DeNA)とカープが絶好調で本気の潰し合いをやってくれるはず。これで、どちらかの勢いはそげるでしょう。ウチは中日戦の相性は悪くない(今季10勝4敗)。ここで何とかキッカケをつかみたい」と希望を口にした。

 ただ、中日戦でも負の連鎖を止められなければ、歯止めが利かなくなりかねない。どう食い止めるか。百戦錬磨の指揮官の手腕が試される。