巨人・炭谷離脱の大きな穴 山口に続きGショック

2019年08月03日 13時00分

原監督自らマウンドに駆け寄り、菅野に声をかける場面も

 どうにも歯車がかみ合わない。巨人は2日のDeNA戦(横浜)に2―4で逆転負け。丸の18号ソロ、岡本の犠飛で4回までに2点をリードしたが、5回以降はわずか1安打でゼロ行進。先発・菅野は6回につかまり、2―2に追いつかれてなおも一死満塁からロペスに痛恨の2点二塁打を許した。

 試合を終えた原監督は「あのイニングを(抑えてほしい)というところはあったけどね」と菅野に注文をつけつつ「なかなか点数が入らないんで、今はピッチャーに頼るということでね。しょうがない」と振り返った。

 首位を独走していた7月中旬には10・5ゲームも開いた2位との差は、わずか3週間で2・5差に。指揮官は「やっぱり自分を、あるいはチームを疑わないことでしょうな」と追われる者の“心得”を説いたが、チームは上向かない。この日は一軍リリーフ陣とファーム投手陣の強化へ、再びコーチ陣の配置転換に踏み切った。村田善則スコアラー室長をブルペンコーチ兼任とし、5月末にファームから一軍に配置換えした三沢投手コーチをファームへ戻した。

 バタついてきた感は否めないが、それ以上に大ショックだったのが炭谷の離脱だ。前夜の試合中に右手人さし指を痛めて途中交代し、その後に都内の病院で骨折と診断された。エース格の山口が離脱した直後に、今度はベテラン捕手が欠ける非常事態。代役として2年目の岸田が緊急昇格したが、一軍での出場機会はなし。今後は過酷な夏場に小林の負担が激増しそうで、体力的な消耗も懸念される。

 炭谷の離脱で、とりわけ衝撃を受けているのは投手陣だ。炭谷はFA加入した新戦力ではあるものの、早くも大きな信頼を勝ち取り、G投の精神的支柱にもなっていた。若手の一人は「ここでこの(球種の)サインを出すのか…と投げていて楽しかったです。そういう感覚は初めてでした。『コントロールはアバウトでいいから、思い切って真ん中に投げて来い!』ということも。本当に頼もしかったです」とガックリ。別の投手も「年上で経験豊富ということもあって、配球を全部お任せできるという安心感が違いました。僕らは投球だけに集中できる。マジでデカいです…」と肩を落とした。

 指揮官も「しょうがないね。骨がくっつくまでは」と残念がったが、炭谷が抜けた穴は想像以上に大きそうだ。