阪神が26日の巨人戦(東京ドーム)を4—2で制し連敗を2で止めた。

 矢野燿大監督(50)の大胆起用が見事に的中した。得点力不足解消のため、当初は調整のため二軍戦に出場予定だった新助っ人ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=マーリンズ傘下3A)を緊急昇格させ「2番・遊撃」で即スタメン起用。そのソラーテが同点で迎えた7回に巨人・田口から勝ち越しとなる左翼席上段への特大2ランを放ち指揮官の起用に“一発回答”で応えてみせた。

 最後は不振で登録抹消となったドリスに代わって新守護神となった藤川が走者を出しながらも今季初セーブで締めた。来日わずか6日目でヒーローとなったソラーテは「勝利に貢献しようと集中して打席に入った。たくさんのファンの前で打つことができてうれしい」とニッコリ。指揮官も「2アウトからひと振りで決めてくれるのは理想の形」と絶賛した。