延長10回サヨナラ打の広島・鈴木 不振脱却のきっかけは「球宴」

2019年07月22日 16時30分

氷水を浴びせられる鈴木(左)

 広島が21日の巨人戦(マツダ)に延長10回、2―1でサヨナラ勝ち。負ければ自力優勝の可能性が消滅する首位との3連戦で3連勝。単独3位に浮上し、首位とのゲーム差を9とした。

 5月28日から6月1日までにした5連勝以来となる3連勝に緒方監督は「こうやってまた地元で勝ちが続いていること。ましてやこんな試合内容というか、いい試合を続けてやってくれているので、非常に満足しています」と上機嫌で語った。

 ヒーローは4番の鈴木誠也外野手(24)だ。延長10回、一死二、三塁で前打者のバティスタが申告敬遠と勝負を避けられた。満塁となり、カウント1―1からマシソンの149キロ直球を右前にはじき返してサヨナラ適時打とした。

 お立ち台に上がった鯉の若き主砲は「サイコーです!」と絶叫。「満塁のところで得点圏だったので、しっかり自分の打撃ができるようにと。最後、決めてやろうと」とはにかんだ。ヒーローインタビュー後に同級生の西川と後輩の坂倉から祝福の水シャワーを浴びた。

 ところが坂倉のかけた水には氷が入っていたようで「あとでしばいときます」と話し、球場の広島ファンの笑いを誘った。そんな鈴木は交流戦のあった6月に苦しんだ。打率は2割2分。それとともにチームも不振に陥った。

 そんな流れを変えたのがファン投票によって出場した球宴だ。球宴前にチームは11連敗していたが、球宴2戦目の甲子園でセ・リーグが勝利したことで「僕の中でも連敗が止まったと思ってます」と切り替える絶好の機会になったという。主砲の一撃で決めたサヨナラ。ここからカープが波に乗る。