阪神・西の価値を上げた古巣・オリックスの“悲鳴”

2019年07月22日 16時30分

ファンの声援に応える西

 阪神の西勇輝投手(28)が21日のヤクルト戦(甲子園)に先発し、7回2失点の好投で4勝目を挙げた。

 5回に自ら安打を放って近本の3ランを呼び込むと、6回の守備では足を痛めながらも続投し5月10日中日戦(甲子園)以来、2か月半ぶりの白星をゲット。右腕は「勝てない時期は苦しかった。勝つ勝たないで気持ちが違う。ここからいい方向に転がっていければいい。勝っていい反省をして次に臨みたい」と笑顔を見せた。

 FA加入ながら援護に恵まれず、勝ち星が伸びなかった。厳しい目を向けられてもおかしくない状況でもチーム内での高評価に変わりはなかった。球団関係者は「オリックスは勝っても負けても多くのイニングを投げてくれる西が不在となったことで、先発陣がイニングを稼ぐことができず中継ぎ陣が軒並み疲弊して不調に陥っている。オリックス内では『いなくなったことで西のありがたみが痛いほど分かった』というのが定説になっているようだ」と明かす。

 昨オフのオリックスは金子や中島も流出したが、今となっては西の流出が一番の痛手となっているという。こうしたオリックス側からの“悲鳴”が聞こえてきたことで改めて西の価値の高さが浮き彫りとなっていた。

 この日は1990年代の楽曲を登場曲に使うイベント「虎フェス」が開催され久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」を使用。「あんなに合うとは思わなかった。ちょっと検討してみようかな」と“ゲン担ぎ”も思案中だという西。新助っ人のソラーテが来日、両ふくらはぎの張りで離脱していた福留も復帰が決まるなど役者が揃いつつあるなか、エースとしてさらに勝ち星を伸ばしたいところだ。