阪神・矢野燿大監督(50)が両ふくらはぎの張りで二軍調整中の福留孝介外野手(42)の早期一軍復帰に否定的な見解を示した。

 17日のウエスタン・広島戦で負傷離脱後初めて「3番・左翼」として守備に就き、走塁も含め無難な動きを披露した福留に対し矢野監督は「すぐ戻すわけにはいかんやろ。俺も一回無理させてるし、ある程度(一定の期間)打席や守備や走塁をやった中で戻さないと、一回やった失敗をもう一度繰り返すことになってしまう。すぐ(一軍に)上げるってことは現状ではない」とコメント。42歳の大ベテランの戦線復帰にはもう少し時間がかかるとの認識だ。

 福留は5月31日の広島戦(マツダ)で右ふくらはぎの筋挫傷を発症し登録抹消。6月11日のソフトバンク戦(ヤフオクD)で一軍に復帰したが同22日には両ふくらはぎの張りを訴え、再度二軍調整の日々を送っている。

 接戦をことごとく落とし、今季ワーストタイの6連敗を喫した矢野阪神にとって、勝負強い福留の復帰は実に待ち遠しいところだが“我慢の時間帯”はもうしばらく続きそうだ。