ボートレーサーの塩崎桐加(27=三重支部)が17日の中日-阪神戦(豊橋球場)で人生初の始球式を行った。

 右腕から放たれた投球は中日の捕手・石橋が捕球できないほど左にそれてしまう大暴投。「だいぶ外してしまって、もうちょっと、ちゃんと投げたかったです。(自己採点は)50点ですね」と頭をかいた。

 この日は1万人を超える大観衆とあって「これだけ大勢の人の前で投げるということはないし、GI(競走)を走ったときよりも、めちゃくちゃ緊張したけど、いい経験になりました。これをボートにも生かしたいです」と前向きに話した。

 8月7日からボートレース蒲郡で開催されるプレミアムGI「第33回レディースチャンピオン」に出走予定。始球式では残念ながら“コースアウト”してしまったが「気合を入れてしっかり攻めるレースをして予選を突破したい。本番はバッチリやりたいです」と意気込みを見せた。