竜の総帥が松坂復活に「?」

2019年07月13日 16時30分

ナゴヤドームのマウンドで投球練習をする松坂

 右肩の故障で二軍調整してきた中日・松坂大輔投手(38)が、今季一軍初登板となる16日の阪神戦(ナゴヤドーム)に向けて腕をぶしている。

 12日、一軍の投手練習に初合流。今季初めて本拠地のマウンドに立ち、約30球を精力的に投げ込んだ。すでに決まっている登板日に向け「うれしいなという気持ちが出てきた。チームの助けになるために全力で投げるだけ」と奮い立っている。松坂と対面した与田監督も「力強い言葉を聞いたし、日焼けして非常にたくましい顔だった。とにかく松坂大輔の力をチームの勝利に結びつけてもらう。それだけ」と期待を寄せた。

 ところが、竜の総帥は「平成の怪物」の復活に懐疑的だ。この日、与田監督から37勝43敗の5位で折り返した前半戦の報告を受けた白井文吾オーナー(91)は、松坂の復帰について「本人の奮起を期待したいとは思う」と語り、そのうえで期待するところを聞かれると「それは本人に聞いてみないと分からんな。本人がどの程度やる気になっているか。本人はいろいろやりたいことを考えとるようですけど。監督がどのようにリードしていくかという問題もある」と奥歯に物が挟まったような言葉を口にした。

 松坂は2月のキャンプで右腕をファンからひっぱられて故障し、これまで二軍で苦労を重ねてきた。白井オーナーは「そりゃ苦労してますよ。彼は体調を崩していたし、今まで以上に大きな期待をかけるかどうか…」と現時点での松坂には疑心暗鬼でいるようだ。

 これにはチーム関係者も「オーナーはかなり松坂の復活をシビアに見ているから、何としてもそれを覆すような結果を残してほしい」と訴える。平成を代表するレジェンド右腕が、令和初登板で竜の総帥をギャフンと言わせられるか注目だ。