【フレッシュ球宴】MVP広島・小園が狙う三塁レギュラー

2019年07月12日 16時30分

吉田輝(手前)から先頭打者弾! MVPに輝いた小園

 コイ党には久々の朗報だ。フレッシュオールスターゲームが11日、楽天生命パークで行われ、広島のドラフト1位新人・小園海斗内野手(19)が初回に全イ先発の日本ハム・吉田輝から先頭打者本塁打を放つなど5打数2安打の活躍で5―1の勝利に貢献。MVPに選ばれた。

 小園、吉田輝に中日・根尾、ロッテ・藤原。久々となった昨夏の甲子園を沸かせた「高校BIG4」の揃い踏みで、最も輝きを放ったのが小園だった。一軍昇格した6月20日のロッテ戦ではプロ初打席を初安打で飾りながら、守備で3試合連続失策。潜在能力の高さと課題を浮き彫りにした経験は大舞台で生きた。吉田輝の全球直球勝負に対して4球目の146キロを一閃。「本当に闘志を感じました」と相手に敬意を示しつつ「絶対に打ってやろうと思いました。打った瞬間は良かった」と喜びを表した。

 今月1日の出場選手登録抹消後は本来の遊撃だけでなく三塁での出場も増えており、この日も全ウの三塁を任された。今月の二軍戦では25打数9安打、2本塁打、8打点と絶好調で「打撃ではコンパクトに振っていくことへ切り替えました。そうじゃないとプロの球は打ち損じてしまうので。本塁打は狙っていません。安打の延長線上が本塁打くらいの意識でやってます」とのコメントも成長をうかがわせる。

 一軍は20年ぶりの11連敗を喫するなどどん底。巻き返しに向けた緒方監督の試行錯誤は続いている。最近は三塁で安部、小窪、メヒアが併用されており、守備では安定感のある田中広がいる遊撃よりは狙い目。MVP弾は何よりのアピールになったはずだ。