巨人貯金独り占めで折り返し 原監督「チームプレー」に手応え

2019年07月10日 22時44分

歓声に応える原監督

 巨人が貯金独り占めの“セ界制覇”で前半戦を折り返した。

 10日の阪神戦(甲子園)、調子のよくない阪神先発メッセンジャー確実に捉え、序盤で4点を奪う展開。初回に丸が「完璧でした!」と語る16号ソロを右翼席に叩き込むと、2回一死一、三塁から炭谷が適時打。さらに二死満塁で主将・坂本が高めに浮いた直球をしぶとく中前へ転がした。「みんながつないでくれたので、コンパクトにいきました」という2点適時打で計3点。これで主導権を握った。

 先発・今村は球威こそないものの、コーナーを丁寧に突く投球で5回まで無失点。いい当たりが野手の正面を突くなど運も味方した。6回に1点を失ったが、その後は移籍後2戦目の鍵谷、田口、澤村とつなぎ、最後は守護神・中川がピシャリ。今季を戦う上で重要テーマの一つだった「ブルペン陣の整備」における“キーマン”が終盤を締めくくった。

 気がつけば、前半戦最後のカードを3タテで終えた原監督は「1勝1敗1引き分けくらいかなと思っていましたけど、うまい具合に昨日勝って2連勝。まあ、3連勝すればありがてぇなっていうところはありましたけど、うまい具合にいけました」と語った。

 貯金は17。2位以下は勝率5割を切るという独走状態だが「まだ振り返るというのはないですね。まあ、少し選手はいっぱいいっぱいで頑張っていますんで。少し体をリフレッシュさせて後半戦に臨みたい。それだけですね」と話した。

 監督就任時に標榜した「のびのび野球」への実現度については「のびのびという点ではね、出ていると思います」と評価。続けて「ベンチで活気のある、非常に意味のある声を出せるしね。我々は一つのサインが出たときにあまりビックリもせず、サラーッとチームプレーとして動くというこができつつあるというところは感じています」と手応えを得た様子だった。

 5球団を大きく引き離し、シーズンを折り返した原・巨人。後半戦の戦いぶりにも注目が集まりそうだ。