広島が9連敗 気になる菊池涼の欠場

2019年07月09日 16時30分

9連敗に重苦しいムードの広島ベンチ

 赤ヘル打線の頭上に梅雨前線が長期停滞中だ。広島は8日、中日に2―3で敗れ、5年ぶりの9連敗。湿りっぱなしの打線は5安打に封じられ、主砲・鈴木の14戦ぶりソロなどで1点差に詰め寄るのが精一杯だった。

 2点を追う9回無死一塁。走者が得点圏にいない場面にもかかわらず、左翼スタンドからチャンステーマが流れた。鯉党の悲痛な声に背中を押された打線はようやく無死満塁の絶好機をつかむ。だが反撃は犠飛による1点にとどまり、最後は小窪が力ない一ゴロに倒れた。

 この日は緒方監督の「理想とするオーダー」から役者が1人抜けた。今季初めて菊池涼が欠場。グラウンドには姿を見せたが打撃練習を回避し、ベンチ入りメンバーからも外れた。指揮官は代役の二塁に小窪、2番打者に安部を抜てき。ただ両選手とも存在感は示せずに終わった。

 気になる菊池涼の状態について、松原チーフトレーナーは「試合には出られる状態。疲れがたまっているので、監督が気を使って休ませたのだと思います」と説明した。確かに疲労は故障のもととなる。ただ前半戦はこの日を含めて残り3試合。菊池涼は攻守の柱だ。球宴出場が決まっているとはいえ、今のタイミングでの休養を素直に受け止めて良いものなのか…。

 気付けば首位巨人の背中は見えなくなり、目前に迫るのは8年ぶりの10連敗。高ヘッドコーチは「絶対に歯止めをかけないといけない」と話したが、カープベンチに打つ手は残っているか。