ソフトバンク・松本の“打者転向論争”にいよいよ終止符か

2019年07月08日 16時30分

力投する松本

 ソフトバンク・松本裕樹投手(23)が7日のオリックス戦(京セラドーム)に先発し、7回2/3を3安打2失点に抑える好投を見せた。

 7回終了時点で2安打1四球無失点。8回は二死二、三塁と初めてピンチを背負ったところで降板した。結果的にはリリーフが2点差を守れず勝ち星が消え、チームも逆転負け。工藤監督は「もう一人行かせるべきかも迷いましたが…。難しいですね。私のミスです」と肩を落としたものの、松本の投球内容は大きな収穫だった。

 というのも、松本の“打者転向論争”にいよいよ終止符が打たれそうだから。球団フロント内からも「8回二死までをあの内容でしょ。素晴らしい投球。あれだけの投球を見たら、このまま投手で行こうとなるでしょう」との声が出た。

 松本といえば「大谷2世」として2014年にドラ1で指名された逸材で、投手としての器用さと、たぐいまれな打撃センスを兼ね備えていて、当時は打者としての指名を検討した球団もあったほど。今季は序盤から次々と若手投手が台頭して、球団内でも「打者推し」の声が高まりつつあった。

 それが6月に一軍初昇格してから4度の先発で成長を見せている。大幅に球速アップして最速151キロもマークした。この日の登板後には松本も「今日のような投球だったらこれからもいい結果が出ると思う。今後に見えてきたものもあった」と手応えを口にした。

 一軍昇格時に投手へのこだわりについて「今は投手をやっていて、その中で結果を残すことに集中して取り組んでいる。そんな格好いいものはないです」と話していた松本。きっちりと結果で証明してローテ定着も近づいてきた。