中日・柳 株を上げたヒーローインタビューでの「いろいろ」発言

2019年07月08日 16時30分

 中日が7日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に7―1で勝利を収め「お前騒動」勃発以来続いていた連敗を「4」でストップ。8回1失点でハーラートップタイの9勝目を挙げた柳裕也(25)には、与田剛監督(53)も「精神的にも強くなっているし、かなり成長している」と最大級の賛辞を贈った。

 連敗ストッパーぶりもさることながら、それ以上に柳が株を上げたのはヒーローインタビューでのひと言だ。「最近いろいろあると思うんですけど、今日の勝ちをきっかけにチームとファンの皆さんひとつになって頑張りましょう!」。この言葉にドームの観客席はドッと沸いた。

「いろいろあるじゃないですか。いろいろあって、でも頑張りましょうということ」と柳は“いろいろ”が何を指すのか具体的な言及は避けたが、応援歌「サウスポー」の歌詞を巡る一連の「お前騒動」のことであるのは誰の目にも明らか。

 応援歌の自粛から4連敗となったことで中日ファンの間からは不満や怒りの声が続出し、球団とファンとの間に大きな亀裂が生じかねない状況となっていた。

 そんな中で観客の笑いを取りながら、今回の騒動の終息をさりげなく呼び掛ける粋なコメントに「さすが柳だよ」「見事です」とチーム内から称賛の声が湧き起こったのも当然だろう。

「勝っていい話題を提供していけば(ファンの)雰囲気もガラッと変わっていく。そういう意味でも本当によくやってくれた」(球団関係者)。連敗だけでなくファンとの溝も見事に埋めた柳には球団サイドも感謝しきりだ。