阪神の2年目・高橋遥人(23)が7日、広島戦(甲子園)に先発し、自己最長となる8回を投げて4安打無失点の快投を披露。4番・大山の適時打で挙げた虎の子の1点を守り抜き、5月30日の巨人戦以来となる2勝目を挙げた。チームも本拠地・甲子園で2年ぶりに広島に3タテを食らわせて再び貯金を1とした。

 無四球の安定した内容で赤ヘル打線を封じた左腕は「チームの勝ちに貢献できてうれしい。8回は皆に思い切って投げろ、逃げるなと言われました。今日の点数? 100点です!」と笑顔で話した。

 これまで好投しても打線の援護に恵まれないケースが多く、矢野燿大監督(50)は「ずっと勝てるピッチングをしてくれていた。気持ち的には(登板過多の)リリーフ陣のこともあるし、最後までいかせたかったけどね。本当に粘って投げてくれて素晴らしかった」と絶賛した。