原巨人がキャプテンの満塁弾でリーグ戦再開後、無傷の5連勝を飾った。4日の中日戦(東京ドーム)は2回、坂本勇人内野手(30)の6年ぶり6本目となるグランドスラムが飛び出し5―3で快勝。投げては先発・今村が7回途中3失点で2勝目を挙げ、前半戦首位ターンを決めた。

 まさに打った瞬間だった。坂本勇は前回対戦(6月2日、東京ドーム)で2本塁打を放っている相手先発・ロメロの155キロの内角直球にバットを一閃。打球は竜ファンの悲鳴が上がる左翼スタンドに突き刺さった。

 キャプテンは満面の笑みでダイヤモンドを一周。2013年4月19日広島戦以来となる24号満塁弾に坂本勇は「自分はホームランバッターじゃないので意識はしていなかったけど素直にうれしい」と振り返った。

 原監督は「(坂本勇は)見事に仕留めた。価値があった」と主将を褒めると5連勝に「なかなか同一カード3連勝はできないのでそういう意味ではよかった」と振り返った。

 リーグ戦再開後、セ相手に負け知らずの原巨人。この勢いはそう簡単には止まりそうもない。