広島・緒方監督 野間に“地獄の12連戦”指令

2019年07月04日 16時30分

先発のローレンス(左)を迎える野間峻祥

 コイが泥沼にはまっている。広島は3日、最下位のヤクルトに2―6で敗れ、引き分けを挟んで4連敗となった。最大14あった貯金は2となり、首位巨人とは5差に拡大した。深刻なのは打線の湿りっぷりで、これで8試合連続3得点以下。緒方孝市監督(50)は期待の若ゴイに“炎の連戦”を命じるなど次々にカンフル剤を打っているが、チームを覆う重い空気はなかなか解消されない。

 相手先発・寺原の攻略に苦しむ間に、初先発の新外国人ローレンスが捕まった。0―1の5回、青木に押し出し四球を与えると、村上に満塁弾を浴びてこの回5失点。1番に坂倉を据える新オーダーも不発に終わり、力なく押し切られた。

 敗戦後の緒方監督は努めて平静に「(ローレンスは)あの回がもったいなかったな。打順はまた考えながらいろいろやっていこうと思います」。だが、心中は穏やかではなかった。最近では野間峻祥外野手(26)が指揮官の逆鱗に触れた。先月30日のDeNA戦で2―2同点の延長11回に代打出場した野間は、投前への小飛球をアウトと決め付けて全力疾走を怠った。

 これに激怒した指揮官が命じたのが“地獄の12連戦”。一軍は2日のヤクルト戦から9連戦がスタートしているが、野間に対しては2日からのウエスタン・中日3連戦への“親子出場”を言い渡されたのだ。昼は山口県内の由宇で二軍戦、夜はマツダスタジアムでナイター戦。若いとはいえ、体力的にはかなりキツい。

 ただ成長途中の若手の尻を叩いても、根本的な貧打解決にはつながらない。打開策を見いだせないベンチのイライラは日々募るばかり。急浮上から一転、カープが再び水面から沈みかけている。