即効性抜群 ソフトB・デスパイネ “世界の王アドバイス”で復調満塁弾

2019年07月04日 16時30分

満塁弾を放ち、決めポーズを披露するデスパイネ

 またしても“王アシスト”が炸裂した。首位・ソフトバンクが3日の楽天戦(ヤフオクドーム)に4―1で快勝。6連勝を飾った。2位・楽天との直接対決に連勝で、ゲーム差を今季最大の4に広げた。

 和田と岸の両先発の投げ合い。0―0の均衡を破ったのは4番のアルフレド・デスパイネ外野手(33)だ。7回一死満塁から18号グランドスラムをバックスクリーンに運んだ。「みんながつないでくれたチャンス。最高の結果になって良かったよ」と話した。

 この裏には王貞治球団会長からのタイムリーすぎる金言があった。実は試合前までの大砲はドン底状態。チームトップタイの本塁打数を放ってはいるが、およそ1か月も音なし。その間の成績は18試合で打率1割4分5厘(55打数8安打)、0本塁打、3打点だった。

 見かねた王会長は、試合開始直前に担当通訳を見つけると「まあ、彼は十分に実績があるからね」。こう前置きをしながらも、バットを構えるポーズをして「手を早く動かしたほうがいい」と身ぶり手ぶりを交えてアドバイスを送ったという。

 球団関係者は「いやあ、すごい。その日に結果を出してくれるなんて。こんなことってある?」。王会長は「こういう投手戦はホームランで決まったりするもの。今日のお客さんはいい試合を見れたんじゃないかな」と多くを語らなかったが、笑顔で帰途に就いた。

 今季は主力に故障者が続出の大ピンチ。王会長も現場に遠慮はしながらも、例年にも増して積極的にアドバイスを送っている。キューバの大砲が結果で思いに応えた。