蓄積疲労を考慮され登録を抹消されていた阪神ピアース・ジョンソン投手(28)が30日、中日戦(ナゴヤD)の8回に6月4日のロッテ戦以来となるマウンドに上がった。13球で3者凡退に仕留め「やっとこの舞台に戻れてうれしい。いい感じで投げられた」と話した。

 捕手の梅野も「変わらずのいいピッチングだった。やることをしっかりやってくれている。タイミングや間合いもうまく外してくれているので、助かっている」と仕上がりに太鼓判を押した。

 チームは中日にサヨナラ負けし、借金生活に転落するなど後退モードだが、防御率0・61の無敵のセットアッパーの帰還は頼もしい限り。矢野監督は「心配ない投球だった。球児も小野も良かったし、これで中継ぎ投手陣の起用の幅も広がる」と喜んだ。