中日・与田監督が急募!物言える投手

2019年06月29日 13時00分

私服姿でR・マルティネス(左)に話しかける与田監督

 足りないのは“覇気”ということか。中日・与田剛監督(53)が首脳陣への反発も辞さない気概を投手陣に求めている。

 28日現在、中日は借金8でリーグ5位と低迷しているが、チーム打率は2割6分で同2位。チーム防御率は同5位といっても、3・93と大崩れしているわけではない。なのに勝ちきれないのはなぜか? 指揮官は要因の一つとして、気持ちの部分が大きく左右しているとみている。

 現役時代に剛球ストッパーとして名をはせた与田監督は「とにかく、こいつをと、打者をアウトに取ることしか考えてなかった。抑えをやっいてるときに、守備コーチが(サインを)出してきて『もうやめてください』と言ったことがある。(当時捕手で現バッテリーコーチの中村)武志に『もういいから座れ』と言って、(守備コーチに)『なんだ!』と言われたけど『分かっていますから、こいつと勝負させてください』と。別にコーチ批判したわけではないし『うっせーな』と思いながら投げていた」と若き日を振り返る。

 現在、立場は変わってサインを出す側となったが「それぐらい言ってくるやつがいれば、頼もしい。『監督、分かったからいい』と言ってきたら『よし、抑えてこい!』と。俺、そういう選手が欲しいな。今はいない…」と寂しそうに話す。

 開幕から抑えを務め、現在は不振で二軍調整中の鈴木博は「一軍のときは捕手のサインのままに投げることしかできなかった。でも今ではどういう球を投げて、どうやって抑えたいかを考えながら少しずつできている」と言う。ベンチからの指示が捕手経由で伝えられても知らんぷりで抑える――。そうなったとき、鈴木博は正真正銘の守護神になるのかもしれない。