ヤクルト・寺島成輝投手 16年ドラ1はフォーム修正に取り組む真っ最中「まだまだ闇の中ですね」

2019年06月29日 13時00分

【核心直撃】2016年のドラフトでヤクルトに1位指名されてから3年。履正社高時代には日本代表に選ばれ“ビッグ4”とも称された寺島成輝投手(20)は1年目にプロ初登板を果たしながら、現在は白星どころか一軍マウンドからも遠ざかっている。今季は二軍戦6試合に登板し、1勝1敗で防御率6・08。飛躍が期待される左腕に現状を聞いた。

 ――今季はまだ一軍昇格を果たせていない。現状は

 寺島 もちろん、納得はしていません。(去年の)秋季キャンプから前に突っ込むフォームの修正に取り組んでいて、まだ完全には直し切れていない。永遠の課題というか、この先ずっと付き合っていく問題だと思っています。

 ――1年目のキャンプでは左内転筋筋膜症で出遅れた

 寺島 試合で投げているし、体に問題はないです。ただ、ケガをしてからどこかしら痛いと脳が感じているというか、痛みを恐れてしまっている自分がいる。自分では全力で投げているつもりでも、周りからは「軽く投げてんのか?」と見えてしまったり…。力を思いっきり出す感覚に、思っているのと現実とでギャップがある。今年の春もヒジを痛めてしまって、ケガの影響というのは言い訳ですが、自分の中で「これは」という納得のいくボールは出せていない。実力不足です。

 ――今後、取り組んでいくべき課題は

 寺島 まずはしっかり球速を出すことですね。145~146キロ出せたら形にはなると思うんですが、今は140キロとか130後半が出たらいいほう。高校時代は出せていた(最速150キロ)ので。フォームの修正をしつつ、そのくらいまで球速を戻せたら。

 ――楽天・藤平、西武・今井、広島・高橋昂ら“ビッグ4”と呼ばれた同期はすでに勝ち星を挙げている

 寺島 同級生だからというのはあんまりないですが、(U―18等)一緒のところでやっていたメンバーなので自分も続きたいとは思う。刺激か焦りか? 人のことを気にしている余裕がないのでよく分かりません。自分のことで精一杯で。

 ――高校時代は投球もコメントも強気な印象だったが

 寺島 強気と思ってやっていたわけではないので、気持ちの面での差はないです。いいイメージはやっぱり高校時代ですが、それは言っていても仕方のないこと。

 ――現状、希望の光は見えているか

 寺島 まだまだ闇の中ですね。でも、今年は一度144キロが出たし、ブルペンでも何球かに1球は手応えのある球がある。そういう小さな光をここからどれだけ増やせるかだと思っています。

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