阪神・藤浪 今季初登板に「ビジター起用」求める声

2019年06月28日 16時30分

今季は一軍未登板ながら藤浪の注目度は高い

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)の一軍復帰が間近に迫っている。新助っ人のガルシアがピリッとせず、先発ローテも万全ではなく、矢野監督は「晋太郎だけでチームを動かすわけにはいかない」と前置きしながらも「チームにプラスになるなら上げることもある」と早期昇格に含みを持たせている。藤浪は29日のウエスタン・リーグ広島戦(マツダスタジアム)に登板予定。その結果次第では一軍復帰となる可能性も十分にある。

 そんななか、チーム内では7年目右腕の今季初戦をめぐって“ビジター起用”を求める声が上がっている。「藤浪が一軍で活躍できるかは初戦が肝心」との観点から、チーム関係者は「復帰登板は甲子園ではなくビジター球場のほうがいい。ファンの期待が大きい分、甲子園では少しボールが先行しただけで異様なムードになる。相手チームのファンに囲まれているほうがノビノビ投げられる」と訴える。昨年の藤浪は5勝全てをビジター球場で挙げる“外弁慶”ぶりを発揮。常にビジター登板とはいかないまでも、大事な今季初登板だけは…というわけだ。

 いい手本もある。DeNA・ラミレス監督は本拠地と相性の悪い先発・浜口のビジター優先起用を明言。実際に11日のロッテ戦に敵地で先発した浜口は6回3失点で白星を挙げ、いきなり効果を発揮した。かねて阪神も藤浪登板時の甲子園球場でのヤジの多さに頭を悩ませてきたことがあるだけに、大事な復帰戦での“ラミレス流”導入を期待しているのだ。

 藤浪は「普通に投げられれば、それなりの投球はできつつある。手応えはあるかなという感じです」と話している。あとは一軍から声がかかるのを待つばかりだ。