巨人新入団のデラロサ 他球団の評価は

2019年06月28日 16時30分

入団会見でポーズを決めるデラロサ

 救世主となるのか。巨人は27日、新外国人ルビー・デラロサ投手(30=前ダイヤモンドバックス3A)の入団会見を行った。直球は150キロ台後半を誇り、メジャー7年で通算成績は26勝30敗。15年には先発で14勝(9敗)を挙げたほか、リリーフもOKだ。原監督は不安定な救援陣の一角として期待を寄せるが、他球団のデラロサ評はというと…。

 デラロサは二軍選手と軽く体を動かした後、ジャイアンツ球場で会見に臨み「巨人軍という非常に歴史のあるチームでプレーできること、チームの一員になれることを非常に光栄に思います」と抱負を語った。

 その後、一軍の全体練習前にも姿を見せ首脳陣やナインにあいさつ。原監督は「(メジャーで)経験がある人なんだけど、非常に謙虚さというかね、異国の地でやったるぜっていう。往々にして少し上から目線的な人が多い中で、非常に強さを感じましたね」。好印象を口にした上で「1イニング任せられるような投手ならば、我々としても強い戦力ということになりますね」と期待を込めた。

 さっそく待ち構えるのが4つしかない外国人枠争いだ。デラロサは「自分の力を100%出し切ってしっかり準備をすることに集中したい」と静かに語るも、大塚球団副代表編成担当は「7回以降のパターンの確立。平均球速が155キロ。スカウトが見たときも初球は158キロだった」と奪三振率の高さとともに高く評価。ファームでの調整後、すぐにでも一軍で投げさせたい様子だった。

 巨人は3月からデラロサの調査を進めてきたというが、他球団の評価はどうだったのか? あるNPB球団の編成担当者は「実績のある投手ではあるが、本格調査に乗り出していたのは巨人だけだったと思う」と言い、こう続けた。

「デラロサは2度のトミー・ジョン手術をしているが、手術から100%のパフォーマンスができる状態に戻るまで24か月はかかる。そこを彼は18か月で復帰している。気になるのは『連投が利くのか』という点。中盤から終盤に差し掛かる時期の獲得だけに、リリーフは連投が利くかも大事なポイントになると思いますが、今季のデラロサはリリーフでの連投が1回あるものの、そこで打たれている。気になるところではありましたよね」

 別の球団の編成担当も「タイプは違いますが、我々の印象としては昨年までいたカミネロのような感じですかね」と前置きし「デラロサの持ち球は直球、スライダー、チェンジアップですが、左打者の相性が良くない。そこで気になったのが不安定なチェンジアップです。果たして日本のボールでそれが改善されるのか、未知数ではありますね」と語った。

 年俸は推定3000万円。シーズン終了までの契約だが「今年に関してはリリーフ専門でやってもらいますが、先発でもいけるということで、来年以降は先発も視野に入れてやってもらおうと」(大塚副代表)と期待は大きい。果たして他球団の評価を覆すパフォーマンスを見せられるか。