日本ハムの斎藤佑樹投手(31)が26日、イースタン・ヤクルト戦(戸田)の7回から救援登板し、1回を無失点に抑えた。

 2番打者から始まる好打順を相手にしたが、田代を一ゴロ、中山を一邪飛、西田を遊ゴロと3人でピシャリと抑える好リリーフ。6月はこの日の試合を入れて計6試合に救援登板し、自責0と好調を維持している。それでも斎藤自身は「変わらず、といった感じですね」と淡々とした様子。好調の理由についても「どうなんでしょうね、どこなんでしょう(笑い)。どこがいいというよりかは、変わらずに調整を続けていっていることが一番だとは思います」と冷静さを崩さなかった。

 気になるのは今後の一軍昇格のめど。一軍救援陣が比較的好調を維持しているだけにつけ入る隙がないのが現状だが、エース・上沢がケガで離脱したことにより先発要員が何よりも求められているのも事実。そのため、役割を問わずに投げられる斎藤に白羽の矢が立つ可能性は高い。

 加藤二軍投手コーチは「斎藤は結果も出してくれてるし、内容もいいですからね。個人的に『今後はファームでもショートスターターを試してみようか』と話してはいます」と、今季から導入した新制度に再挑戦させる可能性について言及。斎藤自身も「自分は求められた場所で投げるだけです」と常々語っており、後半戦ではマルチな活躍を求められそうだ。