中日・松坂 一軍復帰へ万全宣言

2019年06月22日 13時00分

ウエスタン広島戦で6回7安打2失点

 そのメンタルは円熟期を迎えたようだ。右肩痛からの復帰を目指す中日・松坂大輔投手(38)が21日、ウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ球場)に先発し、6回を7安打2失点にまとめた。今季3度目の実戦登板で最多となる108球を投げ、直球の最速は139キロ。「序盤からあまり体に力が入らないというか、全体的にどうにもならなかった」と言いつつも「僕は若いときから常に状態がいいときよりも悪いときにどう抑えるかを考えながら投げてきたので、そういう意味では一番良い試合だった」と納得の表情を浮かべた。

 一軍復帰へ向けて、準備は整った。松坂は「僕としては言われれば。言われなければ来週(以降も二軍で)また投げると思う」と言い、門倉二軍投手コーチも「一軍首脳陣に推薦できる内容? そうですね。こっちは何も心配することはない。みんなが待ち望んでいるし、個人的には上で投げている姿を早く見たい」とGOサインを出した。

 松坂は一軍戦力として求められればリリーフ登板も辞さない決意を明かしているが、最近では自身の白星にさえ、こだわりはないという。「たとえ自分に(勝ちが)つかなくても、最終的にチームが勝てばそんなに(ストレスが)たまるものではない。自分もチームも勝てないということが続くと、それはストレスになるかもしれないけど、チームが勝っていればストレスも多少は軽くなると思う」と力説する。

 仮に9回を0点に抑えても、打線の援護がなければ自分に白星はつかない。一方で満足のいく投球ができなくても白星が転がり込むことはある。「勝ち星に関してはしょうがないですね。一人でどうにかできる問題ではない」。ただ、今の松坂には自らの投球でチームの勝利に貢献する自信があるのは確かだ。

 同日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)を4―2で制して連敗を3で止めた与田監督は、松坂の起用について「まだ何も見てないんでコメントできません。いつも言うように他の選手と同じだから」と改めて特別扱いしない方針を示した。手応えとともに“鋼のメンタル”を得た松坂は指揮官からのゴーサインを待つばかりだ。