ソフトバンク モノが違うスチュワート「回転数」と「クレバーさ」

2019年06月20日 16時30分

ブルペン入りしたスチュワート

 やはりモノが違うようだ。ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(19)が19日、福岡・筑後のファーム施設で来日初のブルペン投球を行った。立ち投げで22球、捕手をベース手前に座らせて7球。最速は138キロで、期待されたような“圧巻ぶり”は見られなかったものの、ベールを脱いだ昨年の全米ドラ1右腕の投球に球団関係者からは「かなり期待できる」との声が上がった。

 触れ込みは「最速157キロ」。球速はいまいちでも、関係者が一様にうなった理由の一つはボールの質だ。ブルペンにはボールの回転数などを計測できる「トラックマン」が設置されており、いわゆる「キレ」や「伸び」が数値で分かる。NPB平均が2200回転ほどとされる中で、スチュワートが投じた球は「今日で2300~2400でしたからね。球速が上がれば回転数は当然上がる。あの余力ですし、楽しみですよ」(斉藤リハビリ担当コーチ)。

 もう一つが、大注目の中で平然とマイペースを貫いたクレバーさだ。この日は在福テレビ局のカメラがブルペンにズラリと並び、報道陣もファームの練習日としては異例の数が詰め掛けた。それでも動じることなく、日本のボールやマウンドの感覚を確認すべく軽めの調整に終始した。

 チームスタッフは「言っても10代の子。経緯も経緯だし、少しでもいいところを見せようと力が入ってしまうのが普通だと思う。あの投げている感じだと145キロくらいは、出そうと思えばすぐに出せただろう。クレバーさは感じるね」と話した。

 練習を終えて「フォームを確認しながら投げました。長く投げていなかったわりには感覚は良かった」と話したスチュワート。順調にいけば今季中に一軍デビューする可能性も十分にある。

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