中日・松坂 悲壮覚悟明かす「中継ぎもやります!!」

2019年06月20日 16時30分

ブルペン投球をする松坂

 右肩痛からの復帰を目指す中日・松坂大輔投手(38)が19日、一軍戦力として求められるのであれば、リリーフ登板も辞さない悲壮な覚悟を語った。

 いまや一軍救援陣は崩壊状態。16日のロッテ戦(ZOZOマリン)では5点リードの9回に一挙6点を奪われて逆転サヨナラ負け、18日の西武戦(ナゴヤドーム)では今季いずれもワーストの18被安打16失点と屈辱的な大敗を喫した。そんな惨状について問われた松坂は「もちろん先発をやりたいというこだわりは持っている」と前置きした上で「チームのためになるなら、どのポジションでも力になれるようになりたいと思う。中継ぎでも? そうですね、はい」と力強く言い切った。

 NPB通算216試合に登板している松坂は、そのうち15試合が救援登板。メジャーでもリリーフの経験はある。だからこそ「先発ができないから中継ぎってわけではないですけど…。中で投げることは簡単なポジションではないので」とも付け加え、安易な考えでの発言でないことを強調する。

 現在の状態に自信を持っているのも確かだ。21日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ球場)では故障後初めて中6日での先発を予定しており、この日はナゴヤ球場のブルペンでカーブ、スライダー、カットボールなども交え、精力的に約50球を投げた。「去年は登板間にブルペンに入ることもほとんどなかった。そういう意味では現段階では練習で投げている感じとかも去年よりはいい」と手応えを感じている。

 あとはゴーサインが出るのを待つばかりだが、そう簡単にはいきそうにない。与田監督は先発陣の若返りを進めており、二軍戦で6試合に先発して4勝1敗、防御率1・09と好成績を残しているプロ通算88勝の吉見でさえ、いまだ一軍にお呼びがかからないのが現状。チーム関係者は「与田監督は『松坂も他の選手と同じようにするだけ』と特別扱いしないことを明言している。松坂としては、それなら先発にこだわらず、中継ぎでも何でもいいので、とにかく一軍へ上がって、まだまだ結果を残せることを証明したいのでは」と松坂の心情をおもんぱかる。

 この日の西武戦(ナゴヤドーム)は2―5の逆転負けで借金は今季ワーストタイの10。今の一軍に必要なのは「どこのポジションでも力になれるのであれば、やりたい」と気概を見せる「平成の怪物」のような姿勢かもしれない。