今季迷える巨人・岡本に達川光男氏が真剣提言「原監督は岡本にフライの打ち方教えるべき」

2019年06月19日 11時00分

今季はゴロアウトが多い岡本

【赤ペン!!赤坂英一】「原監督は岡本にフライを上げる打ち方を教えてやったらええのにのう」

 先日、元広島の名捕手にして前ソフトバンクのヘッドコーチ、達川光男さんが、そう言っていた。昨季から巨人の新4番に抜てきされた岡本。今季も本塁打こそ2桁に乗せたが、打率は2割台半ばに低迷中。なかなか打球が上がらず、ゴロアウトになるケースが目立つ。

 岡本の打撃不振が如実に表れたのは5月19日の中日戦。1点差の9回一死一、三塁、鈴木博が投げた初球、ど真ん中のカットボールに手を出し、二ゴロ併殺で最悪の結果になった。これを評して達川さんが言う。

「岡本は若いし、4番でも凡打することはあるが、ゲッツーはいかん。あの場面で外野フライを打てば犠飛で同点。内野フライでも自分ひとりがアウトになるだけでチャンスは続く。4番なら最低限それぐらいの仕事をする意識を持たんとね」

 岡本は5年目にもかかわらず、犠飛を記録したのは、なんと今季が初めてだった(5月23日、DeNA戦)。昨季は33本塁打、100打点をマークしながら、犠飛がゼロだったのが不思議でならない。

「その点、巨人の4番の先輩、現役時代の原監督は本当にフライを上げるのがうまかった。わしもカープの捕手として何度も対戦したが、アウトは大体、見逃し三振かポップフライ。打たれたときはホームランか犠牲フライという印象が強いね」と言う達川さん。走者がいれば併殺打に仕留めようと狙ったが「ほとんど失敗しとるよ。ゲッツーは一度もなかったかもしれんな」という。

 実際、原選手は犠飛の多い4番で、4度も“リーグ犠飛王”になっている。当時はON(王、長嶋)と比較されて「勝負弱い」「チャンスで打てない」と批判されたが、今の岡本と比べれば「最低限の4番の仕事」は、やっていたわけだ。達川さんが「原監督は岡本にフライの打ち方を教えるべき」と言うのもうなずける。

 かつて原選手が絶好調だったころ、達川捕手は試合前に私をつかまえてこう言ったことがある。

「わしは今日、満塁でも原を敬遠するけんの。原にそう言うてこい」

 私が達川捕手の言葉を伝えると、原選手はこう言って大笑いした。

「あの人はウソつきなんだよ。この前も、わしが原にホームラン王を取らせてやると言ってたし」

 今回の助言はウソではないと思いますが。