巨人・菅野 「太りすぎ」説をシャットアウト

2019年06月17日 16時30分

7勝目を挙げ、原監督(右)のねぎらいを受ける菅野

 巨人が16日の日本ハム戦(札幌ドーム)に7―3の逆転勝利。交流戦4カード連続勝ち越しを決めた。腰の違和感から復帰2戦目の先発となった菅野智之(29)は初回に3点を失うも、味方の援護もあり7回6安打3失点でハーラートップタイの7勝目をマークした。一部OBからは今季の菅野について「太りすぎ」の声も上がっていたが…。実際の状態はどうなのか。

 初回の失点時にはベンチで表情をこわばらせていた原監督は「立ち上がりをもう少ししっかりやろうな、ということを(菅野に)言ったんですけど」と注文をつけながらも、女房役の炭谷と配球面を工夫し立て直したことを評価。2回以降はわずか1安打で7回までゼロを並べたということもあり、宮本投手総合コーチも「『復活』ということでよろしいんじゃないでしょうか」と目を細めた。

 一方、この勝利の裏でチーム内で「もうこれ以上、ゴチャゴチャ言われることはないだろう」と言われていたのが、一部OBなどが指摘していた“菅野太りすぎ説”だった。

 もともと筋肉質でマッチョな方ではなく“ガッチリ体形”の菅野ではあるが、ここにきて開幕からの不振、腰の違和感へと至ったことで「太りすぎの影響で腰を痛めたのでは」との疑惑が一気に噴出。中には球団等で公表している体重にまで疑いの目を向けるOBもいただけに、チーム内からは「知りもしないのに、それはないんじゃないか」と反発する声があった。

 チームスタッフの一人は「菅野に限らず、コンディショニングチームがチェックしているのは選手の『体形、体重』ではなく、体脂肪率と筋肉量。ここまでトレーナー陣と細かく話し合いながら調整してきたし、体脂肪率も決めた数値をオーバーすることはなかった」と明かせば、別の関係者も「むしろ“反対”ではないか」と語り、こう続けた。

「シーズン中は試合後に食事することもあるから(選手の中には)深夜に焼き肉とか食べて、すぐ寝ちゃうようなケースもあったりするけど、治療期間中の菅野は『朝早く起きて、早く寝る』という生活。太るどころか、より健康体になって戻ってきているんですよ」

 こうしたチーム内の声に見事、結果で応えた背番号18。登板前日はピリピリムードを漂わせていたが、試合後は「立ち上がり、ああいう形で大量失点してしまうとチームの士気も下がりますし…。今日はチームが勝ち越してくれたからいいようなものでしたけど、反省すべき点も多いです」と振り返りながらも、安堵の表情ものぞかせた。

「今日のピッチングというのは、万全じゃない状況の中でもベストを尽くせたんじゃないかと思います」とも語った菅野。さらに状態が上がれば、周囲の雑音も一掃できるはずだ。