右手甲の剥離骨折で二軍調整中だったソフトバンク・上林誠知外野手(23)が、14日のDeNA戦(ヤフオクドーム)から一軍復帰することが13日、決まった。代わって真砂が二軍降格となる。

 当初、首脳陣は18日からのヤクルト戦(神宮)で正右翼手の一軍復帰を検討していたが、チーム事情で前倒し昇格を決定。外野陣は柳田の離脱が続く中、12日に中村晃が腰痛のため登録抹消。現在、中堅の福田や若手らが奮闘を見せているが、決定的な仕事に欠けている。

 上林は今月上旬に三軍の韓国遠征に同行するなど実戦感覚を重ね、13日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)でも適時三塁打を放つなど故障の影響を感じさせない打撃を披露。「(患部は)良くなっているし、(一軍に)呼ばれたら行けます」と頼もしく語っていた男は、チームからのSOSに応える気満々だ。交流戦首位で好調の鷹が、上林の前倒し合流でさらに勢いを加速させる。