巨人・炭谷9―4快勝に貢献し古巣・西武に勝つ“極意”披露

2019年06月13日 11時12分

4回、2点逆転タイムリーを放つ炭谷

 FAで巨人へ移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)が12日の古巣・西武戦(メットライフ)で初スタメン。リードはもちろん4回に決勝の2点逆転タイムリー、8回の走塁では亀井の一打で一塁から一気に本塁を突き森のタッチをかいくぐる“神走塁”まで披露するなど、かつての庭で走攻守に躍動し9―4の勝利に貢献した。

 試合後、メディアに囲まれながら駐車場に出てきた炭谷は逆転タイムリーを放ったかつてのコンビ、十亀とバッタリ。2人の間でこんな軽妙なトークが展開された。

 十亀:おつかれさまです。

 炭谷:サンキューじゃねえよ! お前の「ミノサン」(見逃し三振=6回)だったやつ(球種はカーブ)、あれボールやからな。

 十亀:審判が「ストライク」と言ったらストライクでしょう。

 炭谷:しかも、あの打席、ずっとこっちはカーブ待ちやったから。おつかれさん!

 十亀:……。

 4回までは両軍計14安打、9得点と乱打戦だったが、二死満塁で一打逆転の大ピンチで田口に代わった田原が山川を空振り三振に抑えると、試合は相手を知り抜く炭谷のリードもあって徐々に巨人の展開へと引きずり込まれて行った。

 炭谷は「まあ、数字でも出ているように、こっちも点を取れると思っているんで。西武のピッチャーがね、やっぱり数字上、防御率(4・62)が悪いなと。守りの方でも1点でも少なく行っておけば、またチャンスが回ってくると思って守っていた」と古巣と戦う上での極意をさらり。

 試合後の駐車場ではまた西武・外崎から「ギンさん、明日も(スタメン)でしょ?」と探りを入れられ「さあ、知らん」と戦略上の理由でとぼけた対応をして見せると、外崎は「絶対にそうだ! 言わないんだ!」と、もはや完全な“敵”となった炭谷を笑顔で警戒してみせていた。