西武先発防御率ワースト5・22 レオ打線に安息の時は訪れるか

2019年06月11日 16時30分

ピリッとしない先発陣に辻監督は渋い表情

 開幕から一環して「超打高投低」の続く西武で強力打線が先発投手陣を育てる“無限スパイラル”が続いている。

 交流戦ではセ・リーグ首位の広島に2勝1敗と勝ち越し幸先のいいスタートを切ったが、2カード目のDeNA戦は1勝2敗と負け越し。ペナント、交流戦ともに首位を快走するソフトバンクに2・5ゲーム差と離されかけている。

 9日のDeNA戦(横浜)では2点リードの8回にこのところ復調気味だった3番手・ヒースが楠本に代打逆転満塁弾を被弾。辻監督は「平井が頑張って、ヒースにつないだ完璧な勝ちパターン。しょうがない」としながら、先発した松本航について「試合をつくったけど、5回じゃきつい。平井が2イニングいかなくてはいけないのは苦しい」とドラフト1位ルーキーの課題に言及した。

 交流戦に入っても「先発がいかに6、7回まで試合をつくるか」という課題は明白。昨年の勝ち頭、多和田と榎田が二軍調整中で当初、先発の軸と期待していたFA補償選手、内海に昇格のメドが立たない中、先発陣の防御率は12球団ワーストの5・22だ。

 ブルペン陣の防御率3・64がリーグ3位にまで改善されてきた今、3連続KO後も我慢強く使ってきた5年目右腕・高橋光がここ4戦4勝で自己最多の6勝(4敗)をマークするなど希望は見えているが、代わりに3年目・今井が発熱により先発予定だった11日の巨人戦(メットライフ)登板を回避するなど、先発陣のドタバタは収まる気配がない。

 それを12球団トップの297得点を誇る強打でカバーしてきた攻撃陣は「野手は投手が取られた点数より1点でも多く取るのが仕事」(赤田打撃コーチ)と余力こそあるが、問題山積の台所事情を考えると野手陣に安息の時は訪れそうにない。